
いわゆるピンクローターというものだ。
それくらいの知識は僕にもあった。
手足を拘束すると言われた時には不安でいっぱいになったけれど、ローターを見て少し安心する。気持ち良い事が待っていると期待出来たからだ。
けれど僕はさらに赤いテープを目を塞ぐように顔に巻かれた。視界を奪われてこれから何が起こるか分からない状態だ。
彼女とは3回会った仲だけれど、まだ知らない事もたくさんある。完全に信用したわけではない。この状態で何かされても抵抗できるはずもなく、再び不安に襲われる。
「ちょっと待って、何?何?何?」
慌てふためきもがく僕の耳元で彼女が囁いた。
「大丈夫、体の力を抜いて」
怖い。でも何も出来ない。彼女は大丈夫と言う。そうなるととりあえずもう、彼女の言葉を信じ任せるしかなかった。といっても彼女を信頼したわけじゃない、そうしないと精神がおかしくなりそうだったからだ。
皮膚にひんやりしたものが落とされる。それだけで心臓が跳ね上がる思いがした。今度はそれを胸の辺りに塗り広げられていく感触があった。


今注目のSM出会い・SM体験談