M男調教体験談|僕がマゾになった理由【復刻版】-前編

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いわゆるピンクローターというものだ。

それくらいの知識は僕にもあった。

手足を拘束すると言われた時には不安でいっぱいになったけれど、ローターを見て少し安心する。気持ち良い事が待っていると期待出来たからだ。

けれど僕はさらに赤いテープを目を塞ぐように顔に巻かれた。視界を奪われてこれから何が起こるか分からない状態だ。

彼女とは3回会った仲だけれど、まだ知らない事もたくさんある。完全に信用したわけではない。この状態で何かされても抵抗できるはずもなく、再び不安に襲われる。

「ちょっと待って、何?何?何?」

慌てふためきもがく僕の耳元で彼女が囁いた。

「大丈夫、体の力を抜いて」

怖い。でも何も出来ない。彼女は大丈夫と言う。そうなるととりあえずもう、彼女の言葉を信じ任せるしかなかった。といっても彼女を信頼したわけじゃない、そうしないと精神がおかしくなりそうだったからだ。

皮膚にひんやりしたものが落とされる。それだけで心臓が跳ね上がる思いがした。今度はそれを胸の辺りに塗り広げられていく感触があった。

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