
合コンの参加者は俺も含めた女性が4人、男性が3人。主催者のA子は仕切り役に回るらしい。
この日、俺はA子の手によって女の子に変身した。いつもより入念にメイクをして、髪を盛り、男ウケする服装をチョイスした。
俺はどちらかというと黒髪清楚系な女の子が特に好きで、そういう系の女装を楽しむ事が多いけれど、この日は巻き髪の明るめロングヘアに、一枚脱ぐと胸元がチラリというあざと系女子に変身。
ちなみにおっぱいは詰めて寄せてDカップに仕上げた。
自分で言うのも何だけど、トリンドル玲奈に似ているなと思った。
こんな事を言うと悪いけれど、他の女子2人よりも女装した俺の方がイケてるとも思った。
また、相手の男は全員20代で3人のうち2人はフツメン。というか髪型とファッションで何とか下駄を履かせた上でフツメンといった感じだった。
けれどもう一人は違った。
切れ長の奥二重に高い鼻筋。背丈も180cm近くありそうなスタイルの良さ。間違いなく真のイケメンの部類だった。
この日はスーツを着ていたけれど、彼が寝起きのスエットでやってきたとしてもイケメンには変わりないだろう。
俺の隣にいた他の女子2人も同感だったのだろうか。水増しフツメンは眼中になく視線はイケメンを追っていた。
そしてこのイケメンこそが、征哉だった。
こうして臨んだ合コン。
まずは自己紹介から始まり、その後各々での会話が始まる。ちなみに俺は“名前はハル。
プログラマーをしていて彼氏はいない”という設定だった。といっても本名は“ハルキ”だしプログラマーなのも彼氏がいないのも本当だからほとんど嘘は吐いていない、性別だけが嘘なのだ。
俺の自画自賛は間違いなかったようで、フツメン2人が俺に食いついてきた。
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