「すごい…中まで…太いのがいっぱい…」
「ねぇ…もっと…奥まで突いて…っ!」
女王様の瞳に僕はもう映っていない。
今女王様が夢中で縋るのはどこの誰かも知らない男で…
もし僕があの男なら…いや、そんな事を考えるのもおこがましいし、あり得ない事だ。
僕の中でどす黒く渦巻く嫉妬とどうにもならない無力感。なのに反り返るほど硬くなるチンポ。
僕はマゾ。けれど寝取られ趣味なんてないと思っていた。というか、そんな事を考えた事すらなかった。
でもいざその情景を目の当たりにすると、怒りではなくチンポが頭をもたげる有様で。
これは、お慕いしている女王様の情事を見せつけられ、情けなくも興奮してしまった哀れなマゾ男の話。