
少し触れるだけ…
僕は衣服の上から形をなぞるように撫でた。
その時だった。
「体調はどう?」
カーテンが開き、先生が顔を覗かせた。僕は心臓が飛び出そうになるほど驚いた。
「えっ!?あっ…はい…」
「吐き気はどう?痛みはまだある?」
「あっ、あぁ、大丈夫です…」
「そう?じゃあ、ちょっと見せてね」
先生が布団を剥ぐ。股間のテントが丸見えになった。
「“元気”そうだし、もう大丈夫みたいね」
先生は意味深な笑みを浮かべながら言った。
これはあくまで僕の想像だけど、保健室の先生ならベッドに寝かせた男子生徒が股間を勃起させていた、なんて経験は珍しくないと思う。
そしてそんな生徒に“元気そうね”なんてからかう事もまああるかもしれない。
けれど、そこで終わりじゃないだろうか。“元気になったなら戻りなさい”というのが普通の流れじゃないだろうか。
なのに先生は違った。
「なんでこんなになっちゃったの…?」
ベッドの端に腰掛けて僕を見る。
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