
で、この日は何もなく帰路についたわけです。
数日は自主練に付き合い続けました。
2人だけの秘密の自主練が終わりを告げたのは大会当日。
彼女はこれまでの努力が実ったのかタイムが縮まっていました。
けれども、1位には勝てなかった。
悔しかったのでしょうね。
その日、会場からの帰りのバスで千夏は泣いていました。
「よく頑張ったよね。何も役に立てなくてごめんね」
バスを降りたあと、千夏を呼び止めて少しでも励まそうと思い自分なりの精一杯の言葉を届けました。
彼女はにっこり笑って「毎日練習遅くまで付き合ってくれてありがとう!お礼させて」と千夏が切り出しあろうことか千夏の家にいくことに。
この日は千夏の両親は帰りが遅くなるということだったので二人きりでした。
女性の実家に二人きりってなんていうか、ドキドキするというか興奮しました。
なんでしょうね。変に楽しくなってきます。
お礼というのは何か作ってくれるのだろうかと思っていましたが、(もちろんパスタを作ってくれましたが)
あろうことか僕の服を脱がせて「マッサージでお礼してあげる」と言ってきました。



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