4章:最悪な結末

彼らに教えてもらい、俺はキャンプ場の近くの川にたどりついていた。
彼らはそこでよく家族で釣りをしたり絵を書いたり花火をしたりしたそうだ。
「兄貴。何、黄昏てんだよ」
「いや、子供会かなんかで川にいってバーベキューしたことを思い出しちまってさ」
「よく覚えてるね。俺は全然覚えてないけど」
「俺はあん時ボートから落ちて死にかけたんだ。忘れもしない」
そんなときだった。近くから若い男性の声が聞こえてきた。
さっきの家族ではない。
どちらかといえば、ガラが悪そうな奴の声。
「やべ、人いるぞ」
そのかすかな声からするに、先に向こうが俺たちの存在に気付いたのか、引き返していくのがわかった。
「なんか今のおかしくないか?」
こういうときの俺の直感は大体あたる。
「ただの人見知りなだけじゃないの?それに兄貴、ガラが悪い」
「うるせえ。だまってついてこい」
俺は気配を悟られないように静かに後を追うことにした。
すぐに追いついたのだが、20代か30代の男性と女性。
一見、普通にカップルだった。
「兄貴の勘違い?カップルが川でイチャイチャしたかったんだろ。ハハハハ。コンドーム貸してあげれば?」
弟は俺の直感がはずれたことが、相当嬉しかったのか皮肉もいってきた。
そのときだった。
男はカメラを撮りだすと同時に、女性は服を脱ぎ始めた。


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