2章:キャンプ素人の挑戦

テントは借りてきたが、肝心な組み立て方がさっぱりわからなかった。
説明書をみたものの、なんだこれ状態。
当時はチャットGPTもなければ、電波も弱かったから簡単に調べることもできない。
たまたま、トイレを利用していたキャンプ客に声をかけて手伝ってもらうことにした。
正式には助けてもらうことにした。
何から何までわからないことばかりだった。
利用客の男性「キャンプは初めてですか?何度かやっていくと慣れてきますよ」
「ありがとうございます。学生時代に学校の行事でやったことはあるんですけどプライベートでは初めてなもので」
利用客の男性「このあたりも熊がでるかもしれないので食べ残しには気を付けた方がいいですよ」
俺たちは頭を何度も下げて握手を交わした。
テントはOK。
でも目的はそこじゃない。
露出狂女だ。
「ちなみに熊以外で何か変な噂を聞いたことはありませんか?例えば…ちょっと頭がおかしい奴がいたとか」
「変な噂?んんー、僕は聞いたことがないなぁ」
「あー、やっぱりそうですよね。どうみても普通のキャンプ場ですよね」
「ごめんなさい。俺の知り合いがここで露出狂の女がいるって話をしていたもんで。てっきり有名な話なのかと」
「そんなことあるわけないでしょ。こんな田舎で。そんな変な人はここにはこないと思いますよ」
おかしなことを言ったせいか、笑われてしまった。
それは当然のことだ。
でも俺の直感は言っている。
このキャンプ場はどこかおかしいと。
そんなこんなで、すぐに消える焚火に格闘しているうちに時間はあっという間に過ぎた。


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