中山怜香。
ここでは仮名とさせてもらいますが、これが彼女の名前。私の部下でした。

「どうして君が…」
動揺する僕。彼女も一瞬驚いた顔をしたもののすぐに普段の顔に戻り、微笑みさえ浮かべていました。
今思えばあの表情は嗜虐の笑みだったのかもしれません。
「まさか私さんがやって来るなんて思いませんでした。偶然ですね!」
「そ、そうだね…さすがに知り合いとは何だから…このまま解散した方がいいかな…?」
「私は気にしないですよ?折角だから食事しましょうよ」
「……」
同じ職場の人間となんて気まずすぎる…一刻も早くこの場を去りたい、私はそう思いました。
きっと怜香も同じ思いのはずだ、と思いその場で解散を提案したものの、彼女からは予想外の返事が。
無下に断るのは機嫌を悪くしてしまうかもしれない、それに食事でもご馳走すれば口止めできるかも…なるべく穏便に済ませたかった僕はその誘いに応じる事にしたのです。

「私さんって結婚してましたよね?」
「ああ、まあ…」
「奧さんとは上手くいってないんですか?」
「いや…どうだろう…?」
「じゃあ…ご無沙汰?」
「ま、まあ…」
「でもちょっと意外でした。私さんって真面目そうだからこういうの利用しないと思ってた」
「…」
食事を始めるなり、彼女はほぼ一方的に話し始めました。
その内容は耳の痛いものばかり。私は歯切れの悪い相づちを打つ事しかできません。
どうにかこの事を他言しないで欲しい…
「あの…今日の事なんだけど…誰にも言わないでくれるかな…?」
「言うわけないじゃないですかぁ!でも…私のお願い聞いてもらえます…?」
「えっ…」
折を見て切り出した私。
怜香の返答に一瞬胸をなで下ろしたものの、その後続く言葉に絶望しました。
これは強請りの常套文句。
やはり金品を要求されるんだろうか…私は恐る恐るその内容について聞きました。
「君のお願いって…?」
「私の性奴隷になってください」
「はぁ!?」
意味が分からないで混乱していると、彼女は矢継ぎ早に話始めました。
「私、冴えないおじさんを奴隷にして奉仕させるのが趣味なんですよねー。ただでさえ情けないおじさんが小娘の玩具にされるなんて最高にみっともないでしょう?私、そういうの好きなんです」
「それでしょぼそうなおじさんに声をかけたら私さんが来たんでビックリしちゃいました。でも“既婚者”の私さんとなら色々楽しめそうでワクワクしちゃいます」

「私さんも本当はそういうの期待して来たんでしょう?奧さんともご無沙汰な私さんが若い女の子とエッチな事できるなんて、悪い話じゃないと思いますけど?」
「どうします?私の話に乗ります??」
私は彼女にしょぼそうなおじさんだと思われていたのかと思うと自覚していたとはいえそれなりにショックでしたが、それ以上に彼女の趣味にも驚きでした。
また、彼女からこのように持ちかけられ私は困惑しました。
見ず知らずの若い女性からのエッチなお誘いなら大歓迎ですが、相手は私が既婚者だと知る同じ職場の部下。それも奴隷になれという要望です。
彼女の話に乗ったら一体どんな事が待ち受けているのだろう…いささか不安でしたが、断れば彼女は今日の事を誰かに話してしまうかもしれない…と思うと背に腹はかえられません。
「…分かった。君の話に乗るよ」
こうして私は怜香の性奴隷となる事を認めてしまったのでした。



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