部長は自分の椅子にむかってくんくん匂いを嗅いでいる。
まるで犯人を特定するかのように。
しかもその態勢が僕にお尻を突き出すようなポーズで。
部長の綺麗な脚。くっきりして弾力ありそうなお尻。
僕はその部長の後ろ姿に釘付けだった。
「これ、なんか唾液のようなにおいがする」
「え!!えええ!?」
僕は動揺した。
このままだと僕が真っ先に疑われるのは明白だった。
「まぁいいわ。ごめんね引き止めちゃって。早く帰ったほうがいいわよ」
どうやら僕を疑ってはいないらしい。
それに安堵してしまう自分がいた。
「え?部長こそ帰らなくて大丈夫なんですか」
「私は帰っても旦那も海外出張でいないし。今日はまだ仕事でもするわ。それにA君が更新した資料も目を通しておきたいし」
そういうと僕に早く帰れと言わんばかりの視線で見つめてきた部長に逆らえず何事もなかったかのように靴を履いて会社の外へと向かった。
(部長、本当に僕が椅子に涎をつけたって気づいていないのかな)
それだけがやけに心に引っかかる。
仕事帰りはいつも決まった場所で電子タバコを吸うのが習慣になっている僕は鞄からベイプを取り出そうとしたが見つからない。
「あれ。会社においてきちゃったかな」
どうしても電子タバコは吸いたいので急ぎ会社へと戻った。
部長が仕事に集中しているだろうから静かに中に入ろう。
音をなるべく立てずに扉をゆっくり開けて靴を脱いでスリッパに履き替える。
すると、奥のほうから喘ぎ声らしきものが聴こえてきたのだった。
「え?どういうこと?部長しかいないはずだよな」
おそるおそる僕は部長がいるフロアへと近づいた。
するとそこには・・
<つづく>

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