最終的にメッセージのやり取りが続いたのは、4人。
うち3人は、こちらの要望通りの写真を送ってこなかったり、
「それは…どうか、他の命令をお願いします」なんて日和ってしまったりで、没。
ここで残った1人が、運命のマゾ男だったというわけ。

並のマゾなら引いてしまうような命令もすんなり受け入れ、
すぐ実行しなさいと言ったらどんな状況でも即実行。
このマゾ男はどんな男なのかしら?
と、興味を持たせるだけの熱意を感じたのよね。
何より毎日連絡もくれたし。
その辺のマゾ男なら、こちらがきちんと対応してれば気が緩むのか、
連絡を怠って自分のことを優先し始めたりするもの。
勿論、意識が高ければそんな事はないのだけれど…
最近は、そういう意識の低い”なんちゃってマゾ男”ばかりで、嫌気が差してたの。
でも、このマゾ男は違ってた。
本当にどんな命令もこなしたし、連絡を怠った事も一度もない。
それこそ年末年始はおろか、マゾ男自身が高熱で寝込んでいた時もね。
こんなに骨のあるマゾ男はいつぶり?と、気持ちが高揚したのを覚えてる。
昔関係のあった、正式にパートナーだったマゾ男…
5年前くらいになるかしら、
今回のマゾ男のように、どんな状況でも、
それこそバレたら社会生活が終わってしまうような命令にも即座に応えてて、
誠意を感じたものよ。
でも、唯一問題だったのは、そのマゾ男、ニートだったのよね。
結局、マゾ男自身の心の余裕がなくなり、
性格も攻撃的になったり、と思ったらすり寄って来たり…。
飼ってあげても良かったんだけど、
それはマゾ男の側から固辞してきて。
でも、どんどん不安定極まりない状態になってしまった自覚があったのか、
マゾ男の方から、
「僕はもう、貴女の奴隷にふさわしくありません…
もっとまともな奴隷を見つけてください」
と、別れを切り出されたのよね。
思い出すと切ないけれど、仕方のない事。
そのマゾ男以前の奴隷達は皆、経済的に自立していただけに、違いが際立っていて面白かったのだけどね。
今回のマゾ男も経済的に自立していたから、不安定になる事はなくて、その点安心して接する事が出来たわ。
②孤独なマゾ~変態性癖を抱えたまま~

そんなマゾ男だから、性癖については他のマゾとは一線を画してて…
それにしたって独特のオーラを放ってたからつい生い立ちを聞いてみたの。
そしたら、やっぱりそこら辺の一般人とは違ってたみたい。
幼少期からSっ気の強い母と二人暮らし(つまり、母子家庭ね。)
強い&意地悪な物言いをする母だったようなのだけど、
そういう物言いをされる事に快感を覚え始めて、それがエスカレートして。
小学校でもクラスの女子に
自分から「お尻を叩いてください!」ってお願いして、ドン引きされた事があるみたい。
母から手を上げられた事はないようだけれど、
母から意地悪な物言いをされていく内に、
おのずと性癖を発展させてしまったようね。


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