妻子持ちの40代サラリーマンが離婚してまで欲した女王様との逆NTR時間

M男調教体験談・告白

先に懺悔をしておくと、僕が人並みに家庭を持つ事自体過ちだったのです。僕ごとき生き物が人間らしい平凡や幸せを求めていいわけがありません。
その事に気付かせてくださった女王様には感謝しかありませんし、僕が二度と人間様の真似事をしないように、ペニスに貞操帯の戒めをしてくださった事こそに僕は無上の歓びを感じています。

僕の股間を戒めるその鍵が、女王様の手の中にある内は一匹のくだらない生き物として、女王様の傍に存在できる。それが僕にとっての本当の幸せです。

僕が結婚したのは25歳の時でした。恋愛に奥手だった僕に初めてできた彼女が元妻であり、知り合って一年という比較的スピーディーな流れで結婚に至りました。

好きになった相手と結婚して、やがて子供が生まれ、家族水入らずで暮らす事を世間では幸せと呼びます。もちろんその生活の中には細々とした不平不満もあるでしょうが、借金だとか暴力だとかいった類の問題がない限り、多くの人は家庭の中に幸せを見出しているのではないでしょうか。
けれど僕は違いました。僕は結婚生活というものに喜びを見出す事ができなかったのです。
妻がとんだ悪妻だった、という訳では決してありません。むしろ料理は美味いし、明るく気立てもいい良妻でした。けれど、そんな彼女の施しは僕にとって居心地の悪いものでした。
胸の奥がゾワゾワとする、そんな感覚です。強いてその感覚を言葉にするなら罪悪感。
普通の人なら美味しい食事を出されたら嬉しいと思うはずです。仕事から帰って妻が笑顔で出迎えてくれると喜びを感じるはずです。でも僕はそこから逃げ出したくなるのです。
娘が生まれてからはその感情が顕著になりました。

そうして僕は得体の知れない胸騒ぎを抱えたまま、結婚生活を十数年送り続ける事になります。
そしてようやく、本来の自分のあるべき姿に気付く時がきたのです。そのキッカケを与えてくれたのは意外にも実の娘でした。

当時、娘は反抗期真っ只中。僕や妻に反抗的な態度を取るようになりました。そんな娘に手を焼きつつも、誰もが通る道なのだろうと、人並みの父親らしい事を考えていたのですが、娘のある一言で僕は覚醒してしまったのです。

『マジで臭いし汚らしいから触らないで』

普通の父親なら激高する言葉ではないでしょうか。あるいはショックが大き過ぎて意気消沈してしまうかもしれません。
でも僕はそのどちらでもありませんでした。興奮してしまったのです。
もちろんすぐにこれは興奮だ、と感じたわけではありません。その言葉の響きがとても心地よかったのです。
長年胸の中でモヤモヤと燻っていたものが一気に晴れた気がしました。
そして、この感覚は何だろうと考えた結果、興奮だという答えに行き着きました。
この日から、僕は罵りの言葉が頭から離れなくなりました。実を言うと、娘の罵りの言葉で何度かヌいた事もあります。といってもさすがに自分の娘を想像するのは憚られたので、若いギャルのような女の子のセリフとして脳内変換しましたが。

僕は女性に罵られて興奮する変態。そう自覚してから、自分はマゾヒストという人種なのだという事も理解しました。
このように本来の自分に気付けた事で長年抱えていた胸騒ぎも治まりました。今思うと、この胸騒ぎは深層心理の中に閉じ込められた本来の僕がその扉を叩き壊そうとする音だったように思います。

けれど今度は新たな問題に直面しました。マゾヒストの自分はどちらにせよこの嗜好を隠して生きていかなければならないという事です。

『僕はマゾヒストだったんだ。これからはどんどん罵ってほしい』

なんて妻にカミングアウト出来そうにもありません。
また悩める日々が続きました。
しかし、長年胸の中に燻っていたモヤモヤの正体が分かったのは大きな進歩でした。ネットでSMについて調べる事も出来ましたし、僕みたいな嗜好の男性は決して珍しいものではないというのも分かりました。
とはいえ、やっぱり妻に打ち明けられるものではなく、その代わりマゾヒストに理解のある女性に話だけでも聞いてもらえたらという思いで僕はSMのコミュニティサイトに足を踏み入れました。

思いの外、女性はすぐに見つかりました。その方こそ、僕の女王様となってくださったメグミ女王様です。

「娘の罵倒でマゾに目覚めるなんてとんだ変態ね」

経緯を詳しく話すと、メグミ女王様は開口一番このようにおっしゃいました。
やはり、女王様の目から見ても僕は変態なのだと思うと、恥ずかしい気持ちと共に嬉しさがこみ上げてきて、やっぱり自分でも変態なのだなと再認識します。

「それで、貴方はどうしたいの?」
「マゾって事を隠して今まで通りの生活を送っていきたいの?それともマゾとして自分の性癖に正直に生きていきたいの?」

そう問われて僕は困りました。まだそこまで考えていなかったのです。

「まだわかりません」

僕は正直に答えました。

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