「あの…僕は浴びてくるんで陽菜さんはそのままでいてくれませんか?」
「えっ?どういう事?」
「シャワーは浴びないで欲しいんです」
意味がよく分からなかった。
今まで出会った男はみんな進んで一緒にシャワーを浴びたがった。
なのに彼は違った。
というか私にはシャワーを浴びさせたくないらしい。
さすがに困惑した。
8月の暑い最中、汗をかかないわけがない。
実際ここまで歩いてくる最中にも背中を汗が伝うのを感じていた。
体臭がきつい方ではないと思うけれど、多少の汗臭さはあるはずだ。なのにシャワーを浴びないでほしいとは??
「なんで?」
「えっと…あの…僕、汗の匂いが好きなんで…やっぱこういうの嫌ですか?」
この時、こんなイケメンで性格も良さそうなのにどうして彼女がいないのか分かったような気がした。彼は変態だ。
私は少し躊躇ったけれど、本人が構わないと言っているなら汗臭くてもまあいいかと思った。というかラブホまで来たからにはヤリたい気持ちの方が勝った。私は彼の要望に応じる事にした。
一人でシャワーを浴びに行った彼。
戻ってきた姿に私は驚いた。
全裸で経っていた彼の股間には毛がなかった。
いわゆるパイチンだったのだ。
最近は男の人でも脱毛する人が少なくないとは聞いていたけれど、実際に見たのは初めてだったのでついつい凝視してしまった。
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