
マリコは掠れた声で呟くと大きく腰をグラインドさせた。内股を痙攣させて淫裂からはねっとりとした液体が溢れる。達したようだった。
「やっぱり、椅子を舐める変態だけあって舐めるのが上手だね」
マリコはからかうように言った。もしかしたら彼女なりの褒め言葉なのかもしれない。
そしていつの間にか、ズボンの中でパンパンに膨れあがった僕の股間に気付くと、足で弄び始めた。
「ねぇ、またあの時みたいに見てあげるから自分でしてよ」
既に理性などなくしていた僕は言われるがままチンコを引きずり出して扱いた。女性に見られながらのオナニーは普通にセックスをするよりも僕にとっては興奮するものだった。
妻との性生活では得られない性の悦びはこういうものなのだと本能で悟った。
僕はマリコの前であっという間に射精を終えた。
「じゃあまた一週間後に」
身なりを整えたマリコは当たり前のように言う。射精をして理性が戻ってきた俺は戸惑った。互いに素性を知らない相手であればこんな関係を続ける事にさほど抵抗はないけれど、マリコは同級生であり共通の知り合いだってたくさんいる。
そんな人間と背徳的な行為を行うのは憚られたのだ。マリコと過去に行った行為も負けず劣らず不道徳なものだったけれどあの時とは違う。
今は既婚者であり社会人であり守るべきものが多すぎる。
「いや、さすがにもう…」
と、次回の誘いを断ろうとした時だった。僕はもうマリコには逆らえないのだと思い知らされる。
「そういえばさぁ。伊藤が椅子を舐めながらオナニーしてる時、写真撮ったの覚えてる?」
その一言で絶望に落とされた。確かにあの時、人生で最も恥ずかしい写真を撮られた。嫌だったけれど断ればどうなるかわからない、拒否できなかった。卒業して以来何の接触もなかったから忘れていたけれど、もしあの写真が他の同級生に、もっと言えば妻の目に留まるなんて事があったら…今でもかなりダメージは大きい。特に妻に知られたら離婚だってあり得る。散々不貞行為をしておいて何だけれど、過去の変態行為がバレて離婚だけは避けたい。
僕はかなり動揺してしまったのだろうか。今度はマリコが優しい口調で語りかけてきた。
「私の口が堅いのは伊藤が一番よく知ってるでしょ?」
「もしあの時、私がアンタの変態行為を言いふらしてたらどうなってたと思う?」
「アンタみたいな変態があの時退学にもならずにまともに仕事に就いて結婚できたのって私のおかげなんじゃないかな?」
言われてみれば全てマリコの言う通りな気がした。もしマリコがあの時、他の同級生や先生に告発をしていたら僕はもう学校にはいられなかっただろう。今の職だって、無事卒業して大学へ進学したからこそ得られたものだ。どこかで一つ道が違っていれば妻とも出会っていなかっただろう。
僕はあの頃からマリコに人生を握られていたのだ。と、実感すると愕然とした。
そんな僕にマリコはさらに続ける。
「ねぇ、なんであの時言いふらさなかったと思う?」
「伊藤がちゃんと私の指示に従ってくれてたからだよ?」
これは暗にマリコに服従しなければならない事を意味した。
ああ、これは本当に運命だ。と思った。マリコからはもう逃れられない。
この日から僕は週一で呼び出され、彼女の舐め犬と化した。
「もっと優しく舐めて」
「あぁ…そこ、うん。そこ…」
「今日は生理前でムラムラしてるの。3回イクまで休まず舐めてね」
僕は彼女の性欲のはけ口となり果てた。
今にして思う。僕は元々、このような扱いを受ける事に悦びを覚える性癖なのだ。だからマリコと再会したあの日、最初から喜んで受け入れたってよかった。それが出来なかったのは、彼女に深く関わるともう後戻りはできない事に本能で気付いていたのでは、と。
結局彼女の思惑通りになってしまったわけで、今ではこの状況に悦んでいる自分がいるけれど、それはこの状況を楽観的に感じているのとは違う。心の底ではマリコがいつかバラすんじゃないか、バラさなくとも妻に彼女との関係を知られるんじゃないかという不安がつきまとう。
それでも、そんな不安と背徳行為の狭間で結婚生活では得られなかった性的満足感を覚えてしまうのはやっぱり僕が変態だからだろう。
マリコとの舐め犬生活はいつまで続くか分からないけれど、なるようにしかならない、堕ちるところまで堕ちるしかないと最近では感じている。
※身バレが怖いので名前は全て仮名です。




今注目のSM出会い・SM体験談