【スレイ部Q&A　第4話】初心者の女王様でもできる！M男を喜ばせる鞭打ちのポイント

今日は鞭打ちについて聞きたいのね。それは構わないのだけれど、手短に質問してもらえるかしら？読者も長々と読んでると飽きてきちゃうから。

それはとんでもない決めつけだわ。鞭打ちが相手のことを何も考えず、ビシッビシッと叩くものだとしたら相手は単に鞭で打たれた痛みと鞭の跡だけが残ってしまうだけになるわ。それはただ拷問。
鞭打ちプレイはM男くんにも楽しんでもらわないと意味がないのよ。

そもそも、鞭打ちプレイはSMの中でも痛みを伴う『痛み系プレイ』の内の一つなの。
一番重要なのは、痛みの後の快感を増す為に有るということを覚えておいて。

まぁ、そうなるのかしら。ここで重要になってくるのが痛いけれどもそれと同時に気持ち良いと感じる状態を作っていくことよ。

例えば、ベルトの様なモノで自分の太ももやお尻を数発叩いてみるといいわ。
その後、叩いた部分をそっと撫でたり、軽く爪で触ったり、くちづけしたりしてみて。

打たれたところが敏感になっていて少しの快感でもピクッと反応してしまうの。
これは刺激を受けたことによって熱を持つことで「皮膚感度が高まっている」という現象なのよ。

鞭打ち等の痛み系プレイは全てこの原理から成り立っているといっても過言ではないわ。

論外だわ。
常に強い力や一定のリズムで叩かれる場合は余程の感度の良い身体か激しいM性を持って居ない限り、気持ちイイと感じられないのよ。
うっかり強い力で一方的に叩かれてしまうあまり、鞭打ちは何も楽しくないと思われたり、Mの世界を小さくさせてしまったりするので注意が必要ね。

スパンキングと異なる点は
肌の接触が無い部分、Mの気持ちや反応（声・表情・皮膚の赤みや汗をかいているかどうかまで）を注意深く見てほしいわね。
「感じる事と痛みと気持ち良さを混合」させる配慮が必要なのよ。

上級者になる前は誰しも初心者よ。
正しい知識で臨めば初心者なのにプロ負けしないプレイができるようになるわ。

まずは鞭選びが重要なのだけれど、アダルト、SM用品店で１万円前後くらいで売っている持ち手が２５cm以上、バラの部分が８～１２本に分かれているバラ鞭がいいわね。
私の個人的な意見だから正解とはいえないのだけれど。

ドラゴンクエストに登場するのは正しくは「いばらの鞭」になるわ。それにこのバラ鞭なのだけれど、一度写真でみてもらえるかしら。

一般的に柄の部分で数本の革紐がバラで束ねられている鞭になるのよ。
だからバラ鞭。
材質はもちろん皮。
打った際に大きい音がするのが特徴だけれど、打撃面が分散するから比較的痛みは少ないとされているわ。

一本鞭というものもあるのだけれど、あちらは少し慣れてから使った方がいいわね。

そこで実践についてなのだけれど、ちょっとあなた。そこに四つん這いになってもらえるかしら？

そうよ。そのほうがM男の気持ちも知れて丁度いいじゃない。

あなたのように普通にお尻だけを突き出すだけだと打ち下ろした鞭が一度お尻に当たった後、股の後ろ側（太もも）に当たってしまうのよね。
もう少し両足をお尻の幅より少し開いてもらえるかしら。

あとはこうやって鞭をお尻に目掛けて振り下ろすの。スパンっ！！

注意点としては、左右のお尻の出っ張りを打つわけだからコントロールに注意が必要ってことね。
次は振り下ろしてお尻に当たった後のばらけた鞭の処理についてよ。

左手を前もって体の左前に出しておくの。
次に、右手は四本の指をそろえて上側、親指を広げた状態で下に向けて・・と。左利きの方はこの反対をやってもらうといいわ。

鞭を右手で打ち下ろした後そのまま右手を回転させて左の方に持って来た時、その開いた左手の部分に鞭のバラバラの部分がスポッと入る様にするといいわね。
すぐには出来ないかもしれないから何度も練習あるのみ。といったところかしら。

次にスポッと手の中に入ったら、左手を軽く閉じて（輪を作る感じ）、右手は前回と同じように弧を描くように回転。
右手が自分の顔の前から上に上がっていく時、軽く閉じた左手から整えられたバラ鞭が引き抜かれる様に出て来る訳なのね。

一番大切なのは、自分の目の前にいるM男がどうされたいと思っているか、どうすれば興奮するのかを見極める事。かしら。

違うわよ。配慮をするということよ。

女王様とは言え、自分本位で好きなように打てば良いというものではないの。そういうのはエゴマゾ同様のエゴサドでしかないわ。
相手によって強弱を変えたり音の響かせ方を変えたりする事によって、初めてM男との鞭打ちプレイが楽しんでもらえるようになるわ。
鞭打ちをしながら『どうしてほしいの？言ってみなさい？』と言葉責めをするのもM男が興奮する材料の一つと言えるわね。

自分が女王様であろうとも目の前にいるM男を鞭打ちで気持ちよくさせてあげる、その気持ちが大切。肝に銘じておきなさい。