でも僕の口からは何も言えないから、ただひたすら彼女から与えられる暴行を受け止めるしかなかった。
ああもう…痛いけど…辛いけど…どうにでもしてぇぇぇ！！！
最後はそんな思いで彼女の暴力を受け止めた。
彼女にボコボコにし始められてから数十分経っただろうか。
ようやく彼女の蹴りが止んだ。
「ねぇ、私を本気で怒らせるためにわざとスマホ使ったの？どっちにしてもどしようもないクズだね」
彼女は僕のスマホを手に取って録画されていたであろうスカートの中の動画の削除操作をした。
「二度とクソみたいな真似すんじゃないよ！！」
彼女はそう言い捨て、僕を放置したまま夜の公園を去っていった。
手鏡の代わりにスマホを使ったのは決して計算ではなかったけれど、ある意味“作られていないハプニング”となった。これはこれでよかったのかもしれない。
男をボコボコにしたい女性は意外といる、という事を知った僕は、この後も定期的に僕の性癖に理解ある女性と出会っては、スカートを覗き込んで罵倒されてボコボコになるというプレイを愉しんでいる。
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