指定された場所へ向かう。
そこにいたのは膝上15cmのスカートを穿いた女性。派手髪で少しケバい雰囲気があったけれど、この人にボコボコにされるんだ…と思うと、気分が高揚した。
事前に考えていた設定はこうだ。
初めて顔を合わせる男女が初デートで食事をし、その帰りに公園にでも…と僕が誘う。その公園には階段がある。昇って上へ行ってみようと提案し、彼女に一歩前を歩かせる。僕はその後ろから手鏡でスカートの中を覗き込む。
ところがその行為が彼女にバレ、僕は罵倒の末ボコボコに…

もちろん彼女にもこの内容は伝えて了承済みなので、作られたハプニングではあるけれど、ずっと妄想していた事が再現できるのだから贅沢は言えない。
設定通り、まずは食事をする。彼女へのお礼も兼ねていたので少しお高めの居酒屋だったけれど、ずっと胸に秘めていた願望を再現してもらえるなら安いものだ。
食事を済ませると予定通り僕は公園へ誘った。
それに応じる彼女。
10分ほど歩いて目当ての公園へ向かう。
時間は夜の20時頃。園内は薄暗く人気はほとんどない。絶好のロケーションだった。
そのまま階段のある方へ先導し、目論見通り彼女を一歩先に階段に昇らせる。
いよいよだ。後は手鏡を手にしてスカートの中を覗くだけ…と鞄の中の手鏡を探った時だった。
ない…手鏡がない。

バッグに忍ばせたはずの手鏡が見つからなかった。落とした?忘れた…?ここまで来たのにスカートの中を覗けないとストーリーが成り立たない。
こうしている間にも彼女は階段を上りきってしまう。僕は焦った。
手鏡の代わりになるものはないか…と考えた時、スマホのカメラで中を覗く事を思いついた。
幸いスマホはズボンのポケットの中。
すぐに取り出せる状況であり、僕は急遽スマホカメラでスカート内を覗く事にした。
暗がりの中、スマホのディスプレイが淡く光る。
彼女もすぐその明かりに気づいたようでこちらを振り返り視線をスカートへやる。
その瞬間だった。
僕は勢いよく蹴落とされ、階段から転げ落ちた。
一応これも想定内だったため、受け身は完璧だ。
彼女は転がり落ちる僕を追いかけるように駆け下りてくると、地べたでうずくまっている僕の顔面を踏みつけた。


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