
その他にも僕は女王様から様々な犬の躾や芸を仕込まれました。
女王様の調教はそれなりに厳しいものでしたが、真性マゾを自負する僕にとっては、人間以下の存在として蔑まれ、虐げられる事は歓びです。
雄犬奴隷として調教していただいてから半年後には女王様に褒めてもらえるくらいには犬としての所作も出来るようになりました。
女王様から提案があったのはちょうどこの頃です。
「チン太も随分まともな犬らしくなってきたし、そろそろ外へ散歩にでも出かけようか」
これまで室内での調教ばかりだった僕としては屋外でどのような調教をされるのか、不安が過ぎります。
もちろん好奇心も多少はありましたが、これまでの女王様の調教から察すると生ぬるいものになるとは思えません。
やはり不安の方が勝りました。
とはいえ女王様の提案は実際には命令。僕に拒否権はありません。女王様の一存で具体的な日程や時間が決まっていきます。
「今週金曜日の夜なら雨も降らなさそうだし、散歩するには良さそうね」
こうして僕は週末の夜に散歩をさせられる事となったのです。
「着いたらすぐ犬になれるように全裸でコートだけ羽織ってくるのよ。ああ、尻尾を着けてくるのも忘れないようにね」
女王様の言いつけ通り、僕は素肌の上からコートを羽織ります。
季節は夏の終わり。ようやく夜になると涼しくなってきた頃とはいえ、まだコートを着るには早すぎる時期。目的地へ向かう間も人目が気になってしまいます。
もしかしたらコートの下は裸だとバレてるんじゃないか、いやいや僕がコートを着ているなんて誰も気にしてやしない。などと考えながら、女王様との待ち合わせ場所に到着しました。


今注目のSM出会い・SM体験談