《M男調教体験談》会社の部下が自分の女王様。禁断の社内恋愛主従関係

M男調教体験談・告白

「部長って大変ですよね。仕事で結果を出さないといけないし、私みたいな部下の面倒も見ないといけないし」
「…まあ、楽ではないかな」

きっかけはこんな話からだった。
彼女の労りの言葉に軽く同調するように返す。そして彼女の次の発言に私は意表を突かれた。

「だからSMでストレス発散ですか?」
「えっ…?」
「週末のSMプレイで週明け辛そうにしてるのかなって思ってましたけど、違うんですか?」
「そんなわけないだろう!」

食事の始めは仕事の話をしていただけに油断していたけれど、やはり彼女は私の秘密を暴こうとしていると悟った。
咄嗟に否定するも彼女は意味ありげに微笑む。

「でも手首にも時々縄痕つけてたじゃないですか」
「…っ!」

そう言われてはっとした。確かにSM倶楽部で手首を縛られてしばらく縄痕が残ってしまった事は何度かあった。

けれどまさか、そんなところを見られているとは思わず、返す言葉も見つからなかった。これでは肯定してしまったも同然だ。

けれど彼女の意図がわからなかった。私の秘密を暴いてどうしたいのか。脅すつもりででもいるのだろうかと身構えた。
けれど彼女は意外な言葉を口にした。

「私も好きなんです、SM」
「試してみます?」

その表情は会社では見た事のない嗜虐的な笑みだった。マゾヒストの私がこんな表情をされて断れるはずがなかった。

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「縄痕つけて会社に来るくらいなんだから勝手は分かるでしょう?早く今の貴方に相応しい格好になってくださいね、部長」

ホテルの部屋に入るなり、早速命令が始まった。口調こそまだ丁寧ではあったけれど、その声色とセリフに私の被虐欲は掻き立てられた。

私は命令に従う形で一糸まとわぬ姿となった。その様子をソファに座りながら見ていた彼女は、全裸で次の指示を待つ私に向かって自分で考えるよう促した。

「で、どうします?有能な部長ならわかるでしょう?」

SM倶楽部であれば調教前に女王様へご挨拶をする。その挨拶がSM調教の始まりであり、言ってみれば主従関係へと切り替わるスイッチだ。

けれど今回の相手は倶楽部の女王様ではなく仕事の部下で、何なら数時間前までは彼女に指示を出していた関係。
挨拶をきっかけに立場が逆転するというのはいささか躊躇いを感じた。
全裸になっておいて言い分はおかしいのだが、私にとって挨拶は素っ裸になるより大きな意味があったのだ。

「どうしました?分からないって事はないでしょう?」

彼女はすぐに行動へ移せないでいる私に苛立ちを露わにしながら催促する。葛藤はあったけれど、ここまで来たなら腹をくくるしかなかった。

「このたびは誘っていただきありがとうございます。この卑しいマゾ男めに貴女様のお気に召すまま調教をお願いします」

私は彼女の足下にひれ伏し、土下座姿で調教のご挨拶をした。
この瞬間、私は彼女の上司から一匹の雄奴隷へと転がり落ちた。

「遅い。マゾとしてはまだまだ出来損ないね」

挨拶を終えたと同時に彼女は私の頭を踏みつけた。その拍子に鼻が床に押し潰されそうになる。力強い踏みにじりに彼女の遠慮なさを感じた。彼女は徹底的に私を虐げるつもりだとも実感した。そしてそれは私にとって大きな興奮に変わった。

「申し訳ありません…」
「本当に悪いと思ってる?」
「はい…」

私は頭を踏みにじられながらも謝罪すると、彼女は念を押すように訊ねる。私が再度認めたところでようやく足が頭から離れた。

「じゃあその反省を態度で示してもらいますね」

彼女はそう言うと鞄を探り始めた。そして取り出したのは一本のマジックペン。

「立っていいですよ」

彼女に促されるまま立ち上がると、彼女は私の体にマジックペンで文字を書き始めた。

『変態マゾ部長 反省中』

胸から下腹部にかけて大きく書かれた屈辱的な文字。でもこれだけでは終わらなかった。

「じゃあ次はチンチンポーズしてもらいましょうか。チンチンポーズ、分かりますよね?」

チンチンポーズというと犬が座った状態で前足を上げて直立する仕草であり、これを人間が行うのは恥辱以外の何物でもない。けれど従わないわけにはいかなかった。
私は股を広げた状態でしゃがみ、両手を顔の横辺りに曲げ添えた。

「上手!、上手!」

彼女は私の情けないチンチンポーズを見て楽しそうに笑いながら、スマホで写真を撮った。しかも連写。

「写真はちょっと…!」

さすがにこんな姿を形として残されるのは不安でしかない。素に戻った私は抗議したけれど、ビンタで返り討ちされてしまった。

「“お気に召すまま調教してください”は嘘だったの?」
「これが本当に反省している態度?」
「私がこの写真をどうにかすると思ってるなら期待に応えた方がいいのかしら?」

強烈なビンタの後に繰り出された矢継ぎ早な叱責は私の嗜虐心を大きく揺さぶった。少しでも彼女を疑った私が悪かったのだ。

「生意気な態度をとって申し訳ございません…」
「分かってくれればいいんです」

私はすぐさま土下座して謝罪すると、彼女は納得してくれた。けれど当然言葉での謝罪だけで済むはずがなくて。

「でも。軽い気持ちで“お気に召すまま調教してください”なんて言ったり、反省しているとは思えない態度を取ったりする生意気なマゾにはお仕置きが必要ですよね」

彼女は周囲を見渡すと、私が脱いだスラックスのベルトを見つけて手に取った。

「四つん這いか壁に手をつくか、どっちがいいですか?」
「…四つん這いでお願いします」

どんなお仕置きが待っているかは想像がついた。私は二つしかない選択肢を迫られ、四つん這いを選ぶ。

「部長は四つん這いでお仕置きされるのが好きなのね。じゃあそのまま床で四つん這いになって」

私は言われるがまま四つん這いの体勢となった。

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「軽々しい気持ちで調教の挨拶した事、ちゃんと反省出来てなかった事、あとは食事の時“SMなんてしてない”って嘘吐きましたよね?…30回ってところですね」
「ほら、お仕置きの挨拶は?」
「…お願いします」

鞭代わりとなったベルトは早速私のケツを打ち据えた。

「っ…!!」

SM倶楽部で鞭は何度か受けた事はあるが、ベルトの方が当たる面積が大きいせいか広範囲に痛みが走る。おまけに素材が硬いからか打たれた瞬間のダメージが凄まじい。派を食いしばって耐えていないと、情けない声が漏れ出そうだった。

「自分で回数を数えるのよ」

なのに彼女は無慈悲にも自ら回数をカウントするように言いつける。私はケツを叩かれるたびに情けなく涙声を発する羽目になった。

ベルトでの鞭打ちが終わった頃にはケツがジンジンと痛み、熱を孕んでいた。途中、不意打ちで背中や太ももも鞭打たれたせいで、痛みは広範囲に及んだ。

「お仕置き、ありがとうございます」

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これが彼女からの初めてのSM調教だった。

そしてこの日から私と彼女は上司と部下という表向きの関係でありながら水面下では主従関係が始まった。

こんな関係となった当初は、撮影された痴態写真をネタに強請られやしないかという不安がやはりまだあったが杞憂に終わった。

彼女曰く、純粋に私のような立場ある男を貶め辱め虐げるのが好きなのだそうだ。私の前にも医者だとかどこかの社長だとかを調教していたらしい。

ただ、彼らが自分の前で見せる顔はマゾヒストとしての顔のみ。
その点私は普段は上司と部下いう間柄で、上司という表の顔もマゾ奴隷という裏の顔も両方見られる。
普段は自分の上にいる立場の人間を服従させるのは最高に愉しいとの事だった。
調教の前に寿司が食べたいとか肉が食べたいとねだられるくらいはあるが、彼女にとってはこの程度の役得で充分らしかった。

その代わりSM調教や命令はプライベートだけに留まらなかった。
一緒に会議へ出る時はケツ穴へリモコンローターを仕込むように命令されるし、仕事中も関係なく貞操具を装着させられる事だってある。

会議のたびに遠隔操作でケツ穴を嬲られ、トイレに行くたびに自分は部下に管理されているのだと思い知らされる。
仕事人間な私としては最初こそ戸惑ったものの、今では仕事中のSM命令にスリルという名の興奮を覚えるようになった。

冒頭でも伝えた通り、最近では元妻の部屋が徐々に調教部屋仕様に改装されつつあり、自宅でのSM調教も増えてきた。
次は三角木馬でもDIYしようか、なんて言っていたから自宅でのSM調教はますます本格化するかもしれない。

まさか自分の部下が女王様になるなんて、部下と主従関係を結ぶなんて考えもしなかったけれど、彼女からの初めてのSM調教以来、週末の倶楽部通いはやめてしまった。

それは彼女とのSMプレイの方が金銭的に負担が少ないからとかそういった類ではなく彼女と似たような理由かもしれない。
SM倶楽部の女王様達は所詮私という存在のひとかけらしか知らない。けれど彼女は違う。表の顔も知っているのだ。

だから普段の私は彼女とは努めてビジネスライクに接する。その方が彼女との主従関係が引き立つような気がするのだ。

この関係はいつまで続くか分からない。彼女が飽きたら、他にいい男が見つかったら、もしかしたら同世代の男と結婚するかもしれない。その時私は今の地位を脅かされるような暴露をされるかもしれない。
今の私はそんな可能性すら仕方ないと思えるくらいに、彼女を、そしてマゾヒストという自分のあり方を受け入れている。

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