SMの代表的なプレイの一つである緊縛。緊縛が嫌いなS女性なんてほぼいません!と言い切ってもいい程、人気のあるプレイです。
SMサイトなどを通じて知り合ったM男性に縄を施すのですが、意外にも緊縛に興味のあるM男性は少ないのです。その理由は単純で、直接的な性的興奮度が低いから、というところにあります。
確かにアナル責めや言葉責めのようなダイレクトなエロティックさを感じられるプレイと比較すると、縄をかけるだけの緊縛はM男性にとって魅力に欠けるものかもしれません。皆さんの中にも緊縛の良さがイマイチよく分からない、という人もいるのではないでしょうか?
このように緊縛好きのS女性が多い一方で緊縛にあまり興味を見出せないM男性が多数いるのは実にもったいない、と私は思います。
というのも、折角良い感じのM男性だなと思っても緊縛は興味がないと言われるとそこで出会いを諦めなければならないからです。
これはM男性にとっても同じ事が言えるでしょう。素敵なS女性がいても「緊縛が好きなの」といわれると自分とは合わないかなと思ってしまいますよね?
でも逆に考えると、緊縛されてみたいという気持ちがあるM男性になれば、S女性との出会いのチャンスが一気に拡がるという事になります。必然的に競争相手も少なくなるので、M男性からするとこれまで以上にS女性との出会いやすさを体感できるようになるはずです。
M男性にとって緊縛にあまり興味を持てないのは直接的なエロティックさを感じづらいからという話をしましたが、緊縛にはたくさんのバリエーションがあります。縛り方によっては性感に直結するものも多くあり、M男性でも十分に愉しめるものもたくさん存在するのです。
このような緊縛方法を知っておけば、緊縛好きのS女性にお願いしやすいですし、自身の緊縛に対する興味も高まるはず。
という事で、M男性に好評な緊縛方法を5つ紹介したいと思います。
緊縛の魅力とは
緊縛の魅力、と一言で言っても男性や女性、縛る側と縛られる側で違います。
例えば縛る側であれば、緊縛という技術を表現する事で自己顕示欲を満たす事ができます。この他にも縄化粧された姿に美しさや感動を覚える事も緊縛の魅力の一つと言えるでしょう。
一方、縛られる側としての魅力は身動きが取れなくなるところにあります。
自由を奪われる事は一般的に考えると、魅力とは言い難いものがありますが、縛られる立場のM側にとってはその限りではありません。体が不自由になる事で露わになった恥部を隠す事ができない、もどかしさや全て相手に委ねなければならない屈服感が快感となり得ます。
さらに、もっと精神的な観点から見てみると、緊縛は究極のストレス解消方法ともいえます。
元々緊縛術は罪人を拘束するために生まれたものとされています。こういった背景から私達には緊縛されるという行為は背徳的なものだという意識が刷り込まれているのです。
しかし、時に背徳的な事を行うと気持ちがスッキリする事があります。例えば、夜中にラーメンを食べたり、といいうようなやってやった感や開放感を覚えた経験は誰もが一度はあるはずです。
緊縛もこれと同じで、縛られるという背徳的な行為に及ぶ事で、心が浄化されたような感覚を味わう事ができるのです。
それではどんな緊縛方法がM男性に最適かを挙げてみましょう。
後ろ手縛り
文字通り、後ろに手を回した状態で縛る方法です。シンプルですが、手の動きが封じられるので何をされても抵抗できません。
試しに自分で後ろに手を回した状態で、S女性から乳首責めやペニス責めされる様子を想像してみてください。悶えながらもペニスを完全勃起させてしまいます。
簡単に手首のみを縛る方法もありますが、これだと腕が動いてしまうので責めから逃れる事に意識がいきプレイに集中しづらくなります。できれば手首だけではなく、二の腕と胸部を固定するように縄をかける方がより緊縛の快感を体感できるでしょう。
菱縄縛り・亀甲縛り
緊縛プレイの中で最もオーソドックスな緊縛方法だといえるのがこの菱縄縛り・亀甲縛りです。SMにおける緊縛と聞いて誰もがまず最初に思い浮かべるのではないでしょうか。
体を縄で美しく飾る目的として多用されるため性感的な要素は少ないものの、SMのシンボルとも言える事から緊縛初体験のM男性にとっては「今まさに僕はSM調教を受けているんだ」という実感を得やすくMとしてのテンションやモチベーションが上がるようです。
緊縛の様子を鏡を通して見せられる事によってさらに羞恥心や被虐心がアップするでしょう。
M字開脚(えむじかいきゃく)
縛り方の名称というよりも、拘束された側の体勢を総称する名称です。
多くの場合は、柱などの外部の固定物に両足を開かせた状態で拘束する縛りですが、「後手縛り」など他の縛りと併用する事で外部の固定物を利用しなくとも行う事が出来ます。(「後手縛り」の両脇の閂(かんぬき)部分と脚を接続するなど)
ベースとなるのは、後述の「屈脚固定縛り」ですが、特定の縛り方のようなものは存在せず、縛る側の知識と経験次第で、その縛り方は様々になります。
比較的、長時間同じ体勢を維持する事も可能なので、じっくりと陵辱したい場合などには都合のいい縛りです。
胡座縛り(あぐらしばり)
胡座(あぐら)を組んだ状態で拘束する縛りです。
後述するM字開脚のように脚を開かせて固定出来るようなシチュエーションではない場合に、股間部を露わにさせる事が出来ます。
比較的最小限の手間で、大きな拘束効果を得られる事の出来る縛りで、実用的な緊縛方法として非常に重宝します。
長時間同じ体制を維持させても、身体的な負担が比較的少ないとされています。(程度にもよります。)
この縛りを行ったまま、あお向けに寝かせると、縛られた側は股間部を隠す事が出来なくなります。
足首を連結する部分は、腹部であったり首(頸部)、胸部など様々なパターンがあります。
陰茎縛り
上記の二つに対してこちらは直接ペニスに刺激が加わる緊縛方法です。具体的な方法としてはいくつかありますが、竿全体を縛る方法と、根元だけを縛る方法の2パターンに分けられます。
前者の方が緊縛感は強いですが、縄が当たる面積が広いので締め付けの力が分散されます。一方、後者は根元だけを縛るので縄の力が一点集中し締め付け感が強くなります。
全体的に縛ると悶えるたびに縄にペニス全体を刺激されて気持ちいいという人もいますし、逆に根元だけ縛られた方がペニスが鬱血してビンビンに反り返る様を目視できるので羞恥心をかき立てられるという人もいるので、好みは人それぞれでしょう。
この陰茎縛りをした状態でローターや電マなどで亀頭責めするのがM男性には堪らないものです。
玉縛り
玉縛りも陰茎縛り同様、男性ならではの緊縛方法です。陰嚢の中には金玉が二つ収まっていますが、縄で縛ってそれぞれの玉を固定する事で金玉のディティールが露わになるので視覚的にもエロティシズムを感じる事ができます。
また、通常は陰嚢の中で移動しやすくつかみどころがない金玉ですが、縄で固定される事によって動きを封じられるので、金玉責めには抜群の緊縛方法だといえるでしょう。玉責めが大好きな変態M男性には是非挑戦して欲しい緊縛です。
ただし、やりすぎると血流が悪くなり男性不妊の原因にもなる可能性があるので、程々に行う事をおすすめします。
カリ縛り
陰茎縛りの一種といえますが、カリの部分に引っかける形で縛る方法です。
これによって何が出来るかというと縄の持ち手を長くして縛る事でリード代わりにし、犬の散歩のように引き回して愉しめます。首輪と鎖での通常の教えてお散歩&引き回しプレイもいいですが、ペニスに施す事によってより、羞恥心と屈辱感をアップさせる事が可能です。
カリに引っかけるようにして縛るのでどうしてもカリ高の人向けと言えますが、あまりカリが張っていない人でも細めの紐を使用する事で同様にお散歩&引き回しプレイを愉しむ事ができるでしょう。
以上、緊縛の中で反応の良い緊縛方法を5つ紹介しました。この中に何か気になったものはありましたか?
次は上記を含めた緊縛を体型が大柄な人、体重が重たい人にする場合のポイントと注意点です。