子供のころ友達や兄弟などとじゃれてくすぐりあった経験は誰にでもあると思います。
主に脇腹を指でワシワシやられると、身体がよじれてやめてほしいのに、笑いたくないのに顔はニヤけてしまいますよね。
中にはこの感触を気持ちいいと感じたりする人も居ますが、本来は人間の弱点を守るための防衛反応の一種。
あまりやり過ぎると意外な事になってしまう可能性がある事をご存じでしょうか。
ある時代では拷問にも取り入れられていたと言われるくすぐり責めの威力。
人によって程度はありますが、くすぐり責めで注意したい危険性をまとめてみました。
窒息する
脇腹をくすぐられると自然と笑えて来て、呼吸は吐くだけとなり吸う事が難しくなります。
身体も大きく動かしているためどんどん窒息して苦しくなりますが、顔は笑っているのでくすぐっている方はこの苦しみに気付くことはできません。
くすぐりによって呼吸が出来ず、窒息死したというケースはあまり聞いたことがありませんが、ありえない事ではないですね。
呼吸が出来ない苦しさと恐怖はまさに拷問にも匹敵する効果を発揮します。
頭痛
くすぐられて全身が無意識に動き、呼吸も出来ない状態で力が入ると、頭に血が上って頭痛が起こります。
これは呼吸が出来ず、より酸素を脳に送ろうとして血流が上がり、太くなった血管が神経を圧迫する事が原因と言われています。
怪我
人によってはくすぐられると力が入らなくなる事もあるそうですが、基本は防衛反応から身体に力が入り、脅威から逃れようと身体が動きます。
この時無意識に動いた拳やひざ、ひじやカカトなどがくすぐっている相手に当たり、ケガをする恐れがあります。
またくすぐられている方も周囲にある家具や壁に身体をぶつけて怪我をする事も多いです。