虫を体中につけられたまま浴室に閉じ込められ、気絶寸前の精神的苦痛プレイを体験

M調教プレイ

素肌に食い込むカブトムシの爪。大抵の痛みには耐えられる僕にとっては大した痛みではないはずなのにどんな鞭打ちにも負けない苦痛に感じられた。
カブトムシだけではこうはならなかったかもしれない。僕の体には無数のあらゆる虫。

ここは浴室。僕は浴槽の中で拘束され、虫まみれで放置された。

こんな事になったのは僕の悪行が全ての元凶だ。

僕は元々彼女いない歴=年齢のいわゆる喪男。女性を目の前にすると緊張し、コンビニ店員の女性の接客にも挙動不審になってしまう程。
性欲処理は専ら動画を見ながらのオナニーで、何の自慢にもならないが見ているエロ動画の数はその辺の男には負けない自信はある。

ただ、僕のような男に彼女なんて出来るはずがない、という諦めがあったせいか一般的なジャンルのものを好んで見る事はなかった。
僕が好きだったのはSMモノ。それもM男が女王様に調教されるシチュエーションの作品だった。

M男は巧みなテクニックで女性を満足させる必要もなければ、気の利いた会話をする必要もない。女王様から与えられる調教をただ受け入れるだけでいい。
こういったシチュエーションなら僕でも容易に感情移入が出来た。

M男モノの動画を見るうちに、僕もMの素質があるんじゃないかと思うようになってきた。そして、彼女を作るのは無理でも女王様に跪き、調教を甘受する事なら出来るのではと思うようになった。喪男のくせに女性との繋がりが欲しいなどと思ってしまったのだ。

女王様とお近づきになるのに、S女性とM男が出会う場があるのを知った。僕はそこで出会いを探してみた。

詳細な流れは割愛するが、結果的に僕は山本舞香似の超絶美人な女王様の奴隷として迎え入れてもらえる事になった。

は?と思うかもしれない。女性とまともに会話も出来ない喪男をなんで山本舞香似の美人が相手にするんだ、ときっと誰もが疑問に感じると思う。
実際僕だって初めて女王様と会った瞬間、もしかして騙されるパターンかも、と不安になった。

けれど女王様曰く、

“奴隷に会話の上手さなんて求めていない。冴えない男の方が奴隷として扱い甲斐がある”

との事だった。

一応付け加えておくと、女王様には他にも何人か奴隷を所有している。その中でも一番のお気に入りは竹内涼真似のイケメンM男だ。
女王様はこのM男とはセックスをする。僕はその現場を何度か見せられた事があった。僕は縛られた状態で放置プレイ。

同じM男でもイケメンとはセックスするのに僕は見せつけられるだけ。惨めな気持ちでいっぱいになる。

女王様の奴隷になったからといって童貞卒業が出来たわけでもなければ、SM動画で見るような舐め奉仕すらさせてもらえていない。

僕なんて最下層の玩具に過ぎないのだ。

話は少し逸れたけれど、美人女王様が喪男なんて相手にするわけがないと思っていた方もこれで理解してもらえただろうか。

僕は最下層の玩具。それでも女性という存在と繋がれた事が嬉しかった。
調教は決して甘くはない。容赦ない鞭打ちに他のM男の前で見せしめの恥芸。女王様が言っていた通り、僕にコミュニケーションを求められる事など一切なかったけれど、その分調教は肉体的にも精神的にも辛いものだった。

けれど、調教終わりに頭を撫でてくれたり、抱き締めてくれたりする。それが僕にとってこの上ない歓びだった。
こんな風に思えるのは自分で言うのもおかしいけれど、根本的に僕にはMとしての素質があったからかもしれない。

また、女王様は調教以外では普通に接してくれた。といってもその機会は本当に限られているけれど、一緒にカフェでお茶したり、レストランで食事をしたりなどしてもらえた。
そういう時は美人な女性を連れている男として密かにではあるけれど優越感すら感じられた。

それに女王様との関係が長くなるにつれ、女性を前にしても緊張しなくなった。会話が上手に出来るようになったわけではないけれど、少なくとも挙動不審になるような事はなくなった。
そのおかげで身の回りの女性とも日常会話が出来るくらいにはなったのだ。

でもこれがいけなかった。僕は女性とも最低限の会話が出来るし、山本舞香似の美女と並んで歩ける男でもあるなどと愚かな勘違いをしてしまったのだ。

女王様の奴隷となって2年経った頃の事。
今の僕なら女の子と対等に付き合えるんじゃないか、彼女の一人ぐらい出来るんじゃないかという思いが頭をもたげた。
そして当時、少し仲良くなっていた女の子を食事に誘ってみた。女の子からはOKの返事。

こうして僕はその子と食事に行く事になった。女性と2人きりの食事なんて女王様以外は初めてだった。ある意味人生初デートと言ってもいいかもしれない。

僕は舞い上がった。このデートで女の子を口説ければ彼女になってもらえるかもしれない。童貞だって卒業出来るかもしれない。そんなスケベ心も芽生えた。

けれどこのデートが最悪の状況をもたらしてしまったのだ。

デート後、女の子からは距離を置かれてしまった。自分では何が原因か分からなかったけれど、男友達に相談すると“最初のデートから下心を出し過ぎ”だと言われた。
確かに食事の最中、“こうしてデートが出来て嬉しい”“彼女が欲しい”などと連発した。それがいけなかったようだ。最初は趣味の話などで共通点を探るところから始めるものらしい。
喪男の僕にはその距離感が掴めなかったのだ。

でも本当に最悪なのはこの事ではない。僕が女の子とデートをして口説いている事を女王様に知られてしまったのだ。

何故バレてしまったのか。それはデートで使った店が女王様に連れて来てもらったレストランだったから。そこは女王様の行きつけで顔なじみの常連もいる。
僕がデートしていた事を女王様に告げてしまったようだ。

というと、女性慣れしている男性なら呆れてしまうかもしれない。女王様行きつけの店を他の女性とのデートに使う神経が分からない、ちょっと考えれば分かる事だろう、と。

今になれば愚かな事だったと思うけれど、喪男の僕が女性が喜びそうなお店など知るはずもなかった。
女王様に連れて来てもらったレストランはオシャレでこういう所なら女の子も喜んでくれるかもしれない、と考えた結果だった。きっとこういう所も喪男である所以だとも思う。

「ねぇ。私が連れて行ってあげたお店で女性を口説いていたんだって?」

女の子とのデートから一ヶ月くらい経った頃だった。珍しく女王様が僕の自宅へやってきた。そしてこのように詰められた。
上記の事情を知らされ僕は慌てふためく。

「申し訳ありませんでした…!」

僕はすぐさま女王様の足下で土下座をした。そんな僕の頭を女王様が踏みつける。

「何が申し訳ないと思ってるの?」
「…他の女性を口説いた事です」
「はぁ?」

踏みつける足に一段と力が加わった。

「それだけじゃないでしょ?私が教えてやった店でいい顔をしようとするその根性が意地汚いのよ」
「本当に申し訳ありません…」

僕はただただ謝るしかなかった。

「まあでも、私以外の女性に興味があるようなら奴隷は卒業って事ね」
「それだけは…それだけは許してください…!」
「どうして?私がいなくたってデートしてた女の子がいるでしょう?」
「そんな事ないです。僕には女王様しかいません…!!」

その頃にはもう女の子には距離を置かれていたし、僕には女王様しかいない。女王様に捨てられたら僕には何も残らない。何とか思いとどまってもらおうと僕は必死で懇願した。

「もしかして、口説いてたのにフラれちゃった?」
「はい…」

僕の頭を踏みつけていた女王様の足が離れると、髪を掴まれ無理矢理顔を上げさせられた。女王様が僕を見つめる。怒っているというより、憐れなものを見るような目だ。

「お前なんかがまともに女性と付き合えるとでも思ったの?折角私が可愛がってやってたのに馬鹿なヤツね」

そう言われた瞬間、涙が溢れた。僕は本当に馬鹿で愚かだ。女王様を裏切り他の女の子に目移りした挙げ句どちらも失う事になる。
女王様の言葉で僕はようやくその実感が湧いた。

「嫌です…本当に申し訳ありません…何でもしますから許してください…!!」

僕は泣きながら本気の懇願をした。少しの沈黙の後、女王様の口が開いた。

「ねぇ、コドクって知ってる?」

突然の事でよく分からなかったけれど、話の流れからすると独りで孤独に生きていけ、という意味だろうかと思った。

「“孤独”ですか…?独りになるのは嫌です…」
「その“孤独”じゃないわよ」

と、女王様は僕に全裸になるよう言いつけた。もちろん僕は従った。裸になると浴室へ連れて行かれ、浴槽へ入るよう促された。
何をされるのだろうと疑問に感じつつも今の僕に口を挟む権利などない。
そこで僕はボンデージテープで後ろ手に縛られ、同時に足も拘束された。

その状態で放置される事数分。戻ってきた女王様の手には大きなバッグ。僕の自宅へ来る時に持って来ていたもので、調教道具でも入っているのかと思っていた。
でもそれはある意味調教道具ではあるけれど、想像もしなかったモノだった。

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