「それは“不思議の国のアリス症候群”じゃないのか」
と、後になって友人に指摘されたのですが、僕は数年前に不思議な体験をしました。
それこそが僕が異常性癖に目覚めるきっかけとなったのです。
僕は10代の頃から女の子とエッチしたいという欲求はあまりありませんでした。
その代わり、女王様のような女性に踏みつけられたい、バカにされたいという思いを抱いていました。
そういう系の漫画や動画も見ていたので、僕はどっちかというとMだなという自覚もありました。
そんな僕が実際にSMプレイを経験したのは20代前半。M専科の風俗での事です。
ここぞとばかりに女王様に顔面を踏みつけてもらい、言葉責めでバカにされながら自慰で射精をしました。その他にも顔面騎乗や唾吐きなどもしてもらいました。
SMプレイは実際にすると想像していたより苦痛で挫折した、という話をよく聞くけれど、僕の場合は妄想していた通りの快感でした。それ以来僕はすっかりSMプレイの虜となったのです。
当時付き合っていた彼女とは普通のエッチしかした事がなく、彼女もまたどちらかというとMなタイプ。
M専科みたいな事をして欲しいと言っても嫌がられそうだなと言えずにいました。