現役SM女王様「アンナ女王様」インタビュー“緊縛の需要とSM出会いの今”

M調教プレイ

皆様こんにちは。自称S女のSM未経験ライター、柳原咲でございます。
前回、「M男を緊縛するのは初めて?先輩S女がとっておきの緊縛術を教えます!」の記事で、M男性が喜ぶ緊縛やその魅力など現役でフリーのSM女王様、アンナ女王様から貴重なお話を聞かせていただきました。
その際に本編では掲載されなかったインタビューの内容を、本稿ではまとめて行きます。

インタビュー時の、そのままのやり取りを文字起こししております。
それではどうぞ。

「アンナ女王様」インタビュー

前回記事のM男性が喜ぶ緊縛5種類を教えていただいた後、緊縛にあまり惹かれない男性とSMパートナーとの出会いに恵まれない人との意外な親和性で盛り上がりました。
 

***

 

■知られざる緊縛プレイの効果

アンナ女王様

緊縛って、SMの代表的なプレイの一つである緊縛で、SMプレイと聞いてすぐ緊縛が思い浮かぶ人も多いですよね。

緊縛が嫌いなS女性なんてほぼいません!と言い切ってもいい程、人気のあるプレイでもあります。

 

もちろん私も緊縛は好きで、お客様や業界のパイプを通じて知り合ったM男性に縄を施す事もあるのですが、案外緊縛に興味のあるM男性は少ない印象です。

 

 

そうなんですね!意外でした。なぜ男性は緊縛に惹かれないんでしょうか?

アンナ女王様

正直、私の所へやって来るM男性がたまたま緊縛には惹かれない人が多かった、と言われればそれまでです。
ですが色々と考察していって、自分の中でいい感じにロジックが組みあがって、男性は緊縛の魅力に気付いていないという印象が固まりました。

そこを詳しく教えていただけますか?

アンナ女王様

はい。
まず緊縛って縛り終えるまでに時間がかかるプレイなので、めんどくさい印象を持たれがちです。
なので縛られていく工程も楽しめる人じゃないとまずやりたがらないですね。
それにロウソク責めや淫語責め、鞭だったり踏みつけたり、そういったダイレクトなエロスを感じられるプレイと比べて、直接的な快楽は無い印象を持たれています。
少なくとも私の元へ来る多くのM男性は、手っ取り早く気持ちよくなれる乳首や首筋脇腹など敏感な所をせめて興奮したいって方が多いですね。

 

なるほどー。コアなM男性じゃない人は普通の風俗店と同じ感覚で、自分が気持ちよくなりたい思いが全面に出てる感じですね。

アンナ女王様

そんな感じです。
来て下さるM男性が気持ちよく満足して頂けるように、したいプレイされたい事などを叶えるのが私たちの使命なのでそこは全然否定しません。
でも緊縛プレイの魅力や実力を体験せずに知らないままなのは勿体ないと私は思います。
緊縛の魅力はさっき伝えた通りですが、補足するならば、緊縛プレイは緊縛自体で気持ち良くなるだけでなく、緊縛されたまま乳首責めや鞭や踏みつけされた時の感度を上げる力を秘めています。

抵抗も逃げる事も出来ない状況で、さらに目隠しもされたら全身の感度は爆上りですね。

アンナ女王様

そうなんです。
緊縛されているという状況は、次の責めへの防御力が下がってる状態。
体中が敏感になってて、そんな中で乳首やキンタマとか本来感度の高いトコロを責めたらどうなってしまうのか、想像するだけでゾクゾクしますね。

アンナ女王様

今のお顔、まさにドS女王様の風格を感じられました笑

確かに、縛られている事が気持ちいいのではなく、他のプレイや責めの感度を高めてくれる、という側面を知らずに緊縛は時間かかるからめんどいとか気持ち良くないという印象から避けてる人は多そうですね。

■緊縛とSM出会いとの親和性とは?緊縛の需要とSM出会いの今

アンナ女王様

緊縛好きのS女性が多い一方で、緊縛にあまり興味を見出せないM男性が多数いるのは実にもったいない、と私は思います。

というのも、折角良い感じのM男性だなと思っても緊縛は興味がないと言われるとそこで出会いを諦めなければならないからです。

ああ~、繋がるキッカケがそこで終ってしまうということですね。

アンナ女王様

これはM男性にとっても同じ事が言えそうです。

素敵なS女性がいても「緊縛が好きなの」といわれると自分とは合わないかなと思ってしまいますよね?

 

確かにそう感じてしまうと思います。

でも逆に考えると、緊縛されてみたいという気持ちがあるM男性になれば、S女性との出会いのチャンスが一気に拡がるという事になります。

必然的に競争相手も少なくなるので、M男性からするとこれまで以上にS女性との出会いやすさを体感できるようになるはずです。

M男性の皆様、聴きましたか。緊縛されたいM男性は今は希少性があり、市場的に求められてますよ♪

 

そうです。

ある意味、そういう今のSM業界の需要や流行りなどを読み取り、今どんなプレイを出来る人が求められているのか、これを理解すれば出会いという側面での勝率は上がります。

でも自分は緊縛には惹かれないから…」なんて自分のしたい事ばっかり考えてる人、そんな事を言っているから今まで理想のパートナーと出会えないんです。

分かります。一般的な出会いでも、女性は黙ってても男性からのアプローチは届きますが、男性は自分から動かないと出会えないですもんね。

SMって言う限られた世界の中ならなおさら。

 

そう。

女性はたくさん来る中から選べば良いだけですけど、男性は多くのライバルの中から選ばれないとダメ。

ただでさえ人口の多いM男性が、そんな勝負の場で自分のしたい事をさせてくれる女性を探していても、結局は顔の良いイケメン君には勝てない。

だったらS女性が求めている希少性の高いM男性になって、少しでも選ばれる立場に食い込むこと。

選ばれるためには、女性側の価値観や嗜好に沿った考えに共感する姿勢を見せるべきです。

SMパートナーとは言っても、結局は男女の出会いですし。

すごく共感します。
緊縛に限った事ではありませんが、そこはウソでも緊縛が好きとか、女性が好む事を言った方が出会いは繋がると思います。

そうですね。こっちはS女なんだから、たとえ今緊縛に興味が無くてもちゃんと緊縛の快楽に堕ちるよう調教してあげれる。
自分の手でM男性を虜にするその楽しみもS女の醍醐味ですね。

そのお言葉、本心からSMプレイに対する思いやSM女王様としての使命感が強くないと出てこないと思います。
女王様というか、やっぱS女性の大先輩として尊敬しますし、よりアンナ女王様の事が好きになりました!

ありがとう笑

当メディアで公開中の調教記事からは、少し想像し辛い優しい笑顔でお礼を言ってくださったアンナ様。
「アンナ女王様」というキャラクターや設定よりも、お客様であるM男性それぞれが求める女王様像を大切にするのがプレイスタイルであり、人それぞれある理想の女王様がどんな風なのか、イメージして提供していくのが楽しいとも仰っていました。
次回、いつお会いしてくださるのか、お会いできる機会があるのかはわかりませんが、こうしてアンナ女王様の魅力を伝える記事を引き続き執筆出来たらなと思います。

ではまた。

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