女王様はなぜ女王様なのか。
考えた事がある人は少ないかもしれないですが、言われてみれば気になりますよね。
かといってM男性が女王様に直接聞いてみても、
『なるべくしてそうなったの』
と、優しい女王様なら答えてくれるかもしれません。ですが、大抵は、
『お前に関係ある?』
『くだらない事聞かないでさっさと奉仕なさい!』
と叱られ鞭で引っぱたかれるのがオチ。
そうはいっても一度胸に引っかかると気になってしまうものですし、女王様が女王様となったきっかけ、Sに目覚めたきっかけを知る事で、女王様との関係性も深くなれそうな気がしますよね。
そこで今回は現役の女王様やS女性に、『貴女がSに目覚めたきっかけ』というテーマで話を伺ってみました。
世の女王様やS女性はなぜ嗜虐の世界に惹かれたのか。中には興味深いエピソードを持った方もいたので、厳選して紹介させていただきたいと思います。
女王様に聞いてみた!Sに目覚めたきっかけは?
女王様やS女性はどういったきっかけでSに目覚めるのか。伺ってみたところ、大きく下記のような理由に分かれたのが特徴的でした。
早速それぞれのエピソードを紹介させていただきたいと思います。
元彼の影響
『私がSに目覚めたきっかけは昔付き合っていた恋人の影響です。
その頃の私はまだ自分がSだとかMだとか考えた事もない普通のどこにでもいる20代前半の女子。数回目のデートを重ねて、付き合って、初めてのセックスをして月に何度かデートやセックスをして…といった、ごく一般的な男女の付き合いをしていたつもりだったのですが、数回目のセックスから“乳首を抓ってほしい”“チンコを指で思いっきり弾いてほしい”といった要望を受けるようになりました。
自分がされるわけじゃないし、彼がそれで気持ちよくなるならいいかと軽い気持ちで承諾。
すると、それまでの彼はスマートに淡々とセックスをしていたのに、乳首やチンコを苛めた途端、聞いた事もないようなエッチな声で悶え始めました。女性によっては、その姿を気持ち悪いと感じる人もいるかもしれないですが、私はその時“面白い”と感じました。
私が男性を苛める楽しさを見出した瞬間です。これをきっかけに彼の要求はさらにエスカレートしていき、私も積極的に応じるようになり、最終的にはアナルを犯すまでに。
その後色々あって彼とは別れる事になったのですが、男性を苛める事に楽しみを見出した私は、付き合う対象をM男性に絞るようになりました。
今では既に10人近くのM男性とSMプレイに興じてきた立派なS女です』(R美さん・30代)
『元カレが変態ドMだった。付き合って早々、縛って欲しいとか用意した鞭で叩いて欲しいとか言われてドン引き。
でも見た目はタイプだったし、私の事はお姫様扱いで尽くしてくれるような人で、変態ドMって部分以外は申し分なかったから彼の希望に応える事にした。
最初は嫌々だったし、マジでキモいと思ったけれど、それを伝えたらもっと言ってと言われた。でも私もそのうち変態プレイにも慣れてきた。
というか、楽しくなってきた。
最初は嫌々だったのが、私の方から新しいプレイを提案したり変態プレイに使えそうな道具を用意して使ってみたりした。
ただ、元カレはSMに興味のない女の子にドン引きされながら責められるのが好きだったみたいで、趣向が合わなくなって別れてしまった。
その後、他の人とも付き合ってみたけれど、何か物足りない。元カレとの変態プレイが忘れられない事に気付いてから、SM系の出会いサイトでM男を探すように。
今のカレもサイトで出会ったM男だけど、元カレと違って私が主体になって変態プレイを行う事を楽しんでくれるタイプなので、今のところ上手くいっている』(Y奈さん・20代)
物心ついた時から
『私は小さい頃から好きな子はイジメたくなるタイプ。困っている様子をひとしきり楽しんでから、手を差し伸べた時の喜ぶ様に快感(といっても性的なものではなかったけれど)を覚えていた。
例えば小学生の頃、こっそり好きな子の靴を隠して困ってる姿を楽しんでから、私が見つけたフリをして返してあげる、なんて事をしていた。きっかけというのは特になくて、私の性格が元々からSだったとしか考えられない』(M季さん・20代)
『私が思い出せる限りの最古のSMプレイは幼稚園に入るか入らないかくらいの頃。
家には庭があって、夏になるとそこでビニールプールを出して水遊びをする事がよくありました。
近所には同年代の幼なじみも数人いて、プールを出すと自然と誰かしらがやってくる。
そんな感じで、遊ぶのが夏の日の日常の風景でした。
ある夏の日も親に出してもらったプールで遊んでいたところ、やってきたのは同い年の男の子。
いつものように一緒に遊んでいると、私はオシッコがしたくなりました。
親は室内で用事でもしていたのかその場にはおらず、男の子と二人だけ。
ビショビショの水着姿で家に入りトイレに行くとなると、床が濡れると叱られる。そこで私は男の子に飲んでもらおうと思いついたのです。