ハロウィンの夜。狂気の肉体改造…
というと、おぞましい想像をしてしまう人もいるかもしれません。
けれどこの日、僕は血まみれとなり文字通り肉体改造されてしまったのです。それも複数の女王様に…
女王様に誘われたのはハロウィンパーティー
「29日の土曜日、ハロウィンパーティーをするから空けておいてね」
と、女王様に声をかけてもらったのは10月半ばの事。
女王様とは2ヶ月前にサイトで知り合い、お茶や食事をする仲でした。
初心者ではあるけれどM男の自覚はある僕。いずれは女王様に調教されたい…いや、そろそろそういう話が出てくるかもしれない…そんな思いも抱いていた頃です。
ハロウィンパーティーというのは意外なお誘いだったけれど、どんな内容であれ女王様からの話を断るなんて選択肢はありえません。僕は二つ返事で了承しました。
とはいえ、ハロウィンパーティーなんて僕には縁のない事。数年前からハロウィンで世間が大盛り上がりしているのは知っていたけれど、参加した事はありません。
それだけに僕なんて場違いにならないだろうか、という不安もありましたが、同時にどんな事が行われるのだろうという楽しみもありました。
女装で血まみれのナース姿に…
パーティーというとお酒や料理なども用意しないといけないのでは?それともどこかそういうイベント場所があって、そこで既に準備されてるのだろうか?
そんな疑問もあり女王様に伺うと、準備はこっちで全部考えているから気にしなくていいとの事。僕はその言葉に甘えました。
そして当日。女王様に指定された場所へ向かいます。カラオケボックスでした。
カラオケボックスでパーティーなのかな…?
などと考えつつ、女王様の後に続きます。案内されたのは何の変哲もないカラオケボックスの一室。
「じゃあコスプレとメイクをしようか」
やけに大きいなと思っていた女王様のバッグからそれらしいものが出てきました。