貴方好みの調教はソフト系ですか?それともハード系ですか?
と聞かれると、どこまでがソフトなのか、どこからがハードなのか分からないという人も多いのではないでしょうか。
もしかしたら今まで具体的に考えた事がなかった人もいるかもしれません。
このように、ソフト系調教とハード系調教の違いを改めて考えると案外難しいものですよね。
けれどSMは嗜好の相性も重要なだけに、
自分はソフト志向なのかハード志向なのかはハッキリと把握しておきたいところ。
という事で今回は、ソフト系調教とハード系調教の違いについて迫ってみたいと思います。
何となく理解しているつもりでいる人も再チェックしてみてくださいね。
ソフト系調教はこんなプレイ!
ソフト系調教の定義は、
・ほとんど痛みを伴わない
・リスクが低い
・日常生活への影響は少ない
この2点。
そして、これらの条件に合ったプレイが以下の通りです。
言葉責め
「粗チンのクセに感度だけは立派ね」
「まだ何もしてないのに我慢汁垂らしてこの変態」
など、言葉で辱められる事に悦びを覚えるM男性も多いと思います。
このような言葉責めは痛みもなく、特にリスクもない事からソフト調教に分類されます。
「この出来損ないのクソ豚が!」
「てめぇは床に這いつくばってるのがお似合いなんだよ!」
といった、一見ハードそうに思える罵倒責めも言葉のみであればソフト調教。
これまでは言葉責めというと他のプレイを引き立てるために使われる事が多く、
言葉責めのみの調教というのはあまり一般的ではありませんでしたが、
最近はASMRが注目された事で言葉責め単体で楽しまれる機会も増えました。
ただただ言葉で辱められたい、罵倒されたいというM男性は言葉責め系のASMR作品をチェックしてみるのもいいでしょう。
拘束プレイ
専用の器具で戒めて体の自由を奪う拘束プレイはSM調教では定番のプレイの一つ。
拘束されてS女性のなすがまま玩具にされたいM男性も少なくないですよね。
SMプレイ用の手錠や足枷、ボンデージテープといった拘束具は極力痛みを感じづらいように設計されており、拘束そのもののリスクはさほどないのでソフト系調教だと認識されています。
ただ、拘束されて自由を封じられるという事は何をされても抵抗できないという危険性があるだけに注意が必要。
ソフト系の調教だから誰にお願いしてもいい、とは思わず信頼できるS女性や女王様に依頼しましょう。
SM倶楽部の女王様であれば悪意ある調教を行う事などないのでまず安心して楽しめるはずです。
ネットなどで個人的に依頼する場合はプレイの前にしっかり話をするなどして信頼関係を深めてからお願いする事である程度リスクは回避できるでしょう。
性感責め
S女性や女王様に性感帯を嫌という程責め抜かれる、
というのは多くのM男性にとって憧れのプレイではないでしょうか。
ソフトタッチやフェザータッチで皮膚の感度を高められた後、ペニスや金玉を弄ばれて寸止めで焦らされたり、逆に何度もイカされたり…
こんな性感責めは痛いどころか気持ち良くておかしくなりそうですよね。
かといって何かリスクがあるかと言えばそんな事もないだけにソフト系調教だと言えるでしょう。
また、性感責めには前立腺開発や乳首開発といった開発プレイや、敏感なところをひたすらくすぐられるくすぐりプレイも含まれます。
というと、開発の過程やくすぐり責めでは多少の苦痛を伴う場合もあるので、中にはハード調教になるのでは?と感じている人もいるかもしれないですね。
けれど、これらのプレイの場合、体を負傷するような苦痛というよりは敏感になり過ぎて耐えがたくなるというもので、いずれ快感に変わる事がほとんど。
それゆえに一般的には開発プレイやくすぐり責めもソフト系調教と捉えられています。
羞恥プレイ
「私の目の前でオナニーしてみて」
「“我慢の利かないスケベなチンポで射精させてください”って懇願しなよ」
など、恥ずかしい命令もM男性にとっては興奮してしまいますよね。
このような羞恥プレイにおいては肉体的苦痛が伴わないのが一般的。
もちろん二人きりで楽しむのであればリスクも全くありません。ソフト系プレイだと言って間違いないでしょう。
恥ずかしい命令を与えられる以外にも恥ずかしさや屈辱を与えるのが主な目的となる剃毛や体への落書き、スパンキングなども、羞恥プレイの一種と捉える事ができます。
スパンキングというと痛みが伴うのでは?と思われるかもしれないですが、
素手やほとんど痛みのないバラ鞭で数発叩かれるという程度であれば耐えがたい痛みとはならないですし、何日も痕が残るような事もないのでソフト系調教だと考えていいと思います。
ただし、羞恥プレイの様子を写真や動画に撮られてSNSなどで拡散されたり、SMに理解のない知人の前で命令を実行するように強要されるといった形になると、日常生活にも支障をきたすようなリスクが伴うためハード系調教にもなり得るでしょう。
それだけに羞恥プレイをするとなった場合、互いにどこまでの羞恥責めを望んでいるかを事前に確認するとトラブルなく楽しめるはずです。
射精管理
「私が許可を出すまで射精しちゃダメよ」
「まだまだ!もっと射精出来るでしょ!最低でも3回射精するまで解放してあげない!」
このように、女性に射精のコントロールをされて支配されたいという男性も珍しくありません。
射精というと男性にとっては性感の根幹。
本来なら自分の好きな時に行えばいい事ですが、それを女性に委ねる事で男としての威厳すら保てない情けない存在となり被虐感を得られるところに悦びを見出す男性も多く存在するのです。
そんな射精管理も“命令”のみであれば、痛みを感じる事もなく、特にリスクもないためソフト系調教と言えます。
もちろん自由に射精出来ないもどかしさや逆に射精を強要される辛さはありますが、いずれもペニスが傷つくような事はありません。
むしろそれこそが射精管理の醍醐味であり、快感とも言える部分なので、この程度でハード系調教になり得る事はないでしょう。
しかし器具などを使って強制的な射精管理を行う際は少し状況が変わります。
例えば鍵付き貞操具を装着させられた場合、器具をいつ外してもらえるかは女性の一存に委ねられます。
時には何週間も着けっぱなしにさせる事もあるでしょう。
そうなると衛生的にもあまりいいとは言えず、感染症のリスクも高まります。
また器具が股間に擦れて負傷する可能性もあるでしょう。
このように貞操具で強制的に射精管理をされて病気や怪我のリスクが生まれる場合にはハード系調教にもなり得るのです。
だからこそ射精管理を希望する際は、どのような形で行われるかを最初に確認しておくといいですね。
顔面騎乗
女性の大きなお尻を顔面いっぱいに感じたい…というお尻フェチな男性にとって顔面騎乗は憧れのプレイですよね。
また、女性の体臭に人一倍興奮を覚えるM男性にとっても好まれるプレイでもあります。
どっしりとしたお尻の重みに高貴な香りを鼻腔いっぱいに感じられると思うと、
それだけで下半身が反応してしまいそうですよね。
このように顔面騎乗はフェチ的な要素が強いのが特徴ですが、
お尻の感触や下半身の匂いを楽しむ事を目的とする場合には特に痛みもリスクもないためソフト系調教と言えるでしょう。
ただし女性によってはお尻や股で完全に口と鼻を塞いでしまう事も。悪意がなくても知識のない女性がやってしまいがちな失敗です。
それだけに、お尻の感触や下半身の匂いを感じたいという目的でプレイを行う場合は万が一に備えてすぐ抵抗できるように両手両足は自由な状態にしておきましょう。
SM倶楽部の女王様のように慣れている人にお願いするというのも安全にプレイを楽しむ対策ですね。
ハード系調教はこんなプレイ!
ソフト系調教についてお話させていたただきましたが続いてはハード系調教を紹介したいと思います。
ハード系調教の定義は、
・痛みを伴う
・リスクが高い
・日常生活に支障をきたす場合がある
となります。この条件に合ったプレイを以下に集めてみました。
緊縛
一見拘束プレイと似ているので、ソフト系のプレイなのでは?と思われる人も多いと思いますが、拘束プレイとの大きな違いは時に危険を伴うという点です。
拘束プレイでは安全に使用できるように設計されている専用の器具を用いるので危険度は低いですが、緊縛は一本の縄を巧みに操り縛って自由を奪うもの。縛る箇所を誤ると神経を傷つけたり、血流を悪くする可能性があります。
場合によっては腕や足が上手く動かせなくなったり、血栓が詰まって脳梗塞や心臓疾患を引き起こしてしまう事も。
このようなリスクがある緊縛はハード系調教と言ってもいいでしょう。
とはいえ、緊縛には拘束プレイにはない魅力もたくさんあります。
全身へ丁寧に縄をかけられる事で感じる抱き締められるような心地よさ、信頼しているからこそ体を委ねられる安心感は拘束プレイではなかなか味わう事が出来ません。
ただ体の自由を奪われて身動きを取れない状態にされたい人は拘束プレイでも構わないと思いますが、自由を奪われる事で精神的な満足感も得たい人は緊縛をお願いできる信頼の置ける女性を探してみましょう。
露出命令
「全裸になって公園を一周してきなさい」
「ほら、あそこのベンチに座ってオナニーしてきなさい。射精するまで戻ってくるんじゃないよ」
露出願望のあるM男性にとってはいずれも魅力的な命令ですよね。
けれど露出命令は誰かに見つかってしまうと取り返しの付かない事態になるリスクも孕んでいます。それだけにハード系調教と言えるでしょう。
特に、露出性癖のないM男性に対して恥辱を味わわせるためにこのような露出命令を出す女性はハード志向なS女性である事は間違いありません。他の調教に関してもハード寄りになると思っていいでしょう。
苦痛責め
何かしらの方法で苦痛を与える苦痛責めはSM調教においてポピュラーなものでもあります。
乳首やペニスにニードルを刺す針責めや、鞭で血が滲むまで容赦なく皮膚を打ち付ける鞭打ち、さらには股間を思いっきり蹴り上げる金蹴りなど、その方法は様々ですが、いずれも苦痛を伴い場合によっては日常生活に支障をきたす程の傷を負う事も。それだけに典型的なハード系調教とも言えるでしょう。
傷を負うまでの苦痛責めというのは普通に考えるとデメリットしかないように思えますが、調教によって体に傷痕が残る、という事は女性から与えられる被虐の証が刻まれるという事。M男性にとっては勲章のようなもので、愛情の証を目に見える形で残してもらえたという悦びが生まれるのです。
それだけに女性に調教された証をいつまでも体に残したいという願望を持つM男性はハード志向だと言えるかもしれません。
拡張プレイ
尿道やアナルを器具などで拡げていく拡張プレイは自身の尿道やアナルの可能性をとことん追究できるとあって、ペニス責めやアナル責めが好きなM男性にとっては憧れのプレイ。
尿道に指を挿入して尿道オナニーが出来るくらい拡張したい、アナルフィストを目指したいと考えるM男性も少なくありません。
とはいえ拡張プレイは一朝一夕で出来るものではなく、アナルフィストに至っては数年もの月日をかけて行われます。
その上、拡張の過程では痛みを伴う事もありますし、尿道炎や膀胱炎、括約筋の裂傷といった病気や怪我のリスクも高いだけにハード系調教に分類されると言ってもいいでしょう。
拡張プレイに興味のあるM男性はこのようなリスクや長期間の調教に耐えられるかどうかを考慮した上で、挑戦してみるのがいいかもしれないですね。
窒息責め
呼吸が制限され酸素が薄くなり、意識が遠のく瞬間に得られる快感に魅せられるM男性も少なからず存在します。そんなM男性に人気があるのが窒息責め。
呼吸をコントロールされるのは生命にも直結するだけに、女性に命を預けている、自分の命は女性のさじ加減で奪われてしまうかもしれない、というシチュエーションに被虐的な興奮を覚えるというM男性も。
その方法は手で首を絞めたりバキュームベッドに寝かせたりと様々ですが、いずれも一歩間違えると命を落とす危険性があるのでハード系調教に分類されます。
窒息責めをお願いするのに素人のS女性ではさらにリスクが高まるため、プロの女王様に委ねるのが賢明。とはいえそのプロでさえも安全性は確実ではないので、最終的には自己責任である事を念頭に置いた上で楽しむべきプレイと言えるでしょう。
ソフト系調教とハード系調教の違いを把握して理想のプレイを楽しもう!
ソフト系調教とハード系調教について、その違いを詳しくまとめさせていただきました。
ソフト系調教は苦痛もリスクも少ない分、気軽に取り組む事が可能。一方ハード系調教は苦痛やリスクは伴うものの、本格的なSMを堪能できると、それぞれのメリットや魅力があります。
自分好みの調教はどちらか把握した上でS女性や女王様にお願いすると理想のプレイを楽しめるはずです!
【閲覧注意】日本人なら誰でも興味がある知られざる海外のSMプレイ!